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株主優待とは?投資初心者向けに株主優待のもらい方と銘柄の選び方などをブログで徹底解説!

2020年10月1日

株式投資の基礎知識 株主優待とは?



ごーと
みなさんこんにちは。
ごーとです。

雑誌やテレビなどで特集が組まれたり、優待生活おじさんとして知られる「桐谷さん」で話題になったりと、認知度が少しずつ上がってきた株主優待。

株式投資の1つの楽しみでありながら、節約につながったりと、家計を助ける役割としても、ここ数年注目されています。

株主優待をもらってみたいなぁ!と思ったものの、そもそも株主優待ってなに?どうすればもらうことができるの?と悩んだことはありませんか?

そこで、株主優待の基礎知識をはじめ、株主優待のもらい方や選び方など、投資初心者でも安心して株主優待をもらうことができるようになる記事を作成しました。

\この記事はこんな人におすすめ/

✔ 株主優待について詳しく知りたい人

✔ 株主優待のもらい方を知りたい人

✔ 株式優待の選び方を知りたい人

この記事を読み終わった頃には、安心して株主優待をもらうことができるようになるでしょう

それでは、株主優待の基礎知識と株主優待のもらい方・選び方について丁寧にわかりやすく徹底解説していきます。



株主優待とは?

ごーと
まずは、株主優待とはどういったものなのか?について説明していきます。

株主優待は企業からのプレゼント

みなさんは、これまで”株主優待”という言葉を耳にしたことはありますか?

最近は、マネー誌以外の雑誌で取り上げられたり、バラエティー番組などでも特集が組まれるなど、認知度が少しずつ上がってきています。

株式投資は怖い。難しい。といったイメージが、少しカジュアルなイメージに変わってきたように思います。

株主優待とは・・・一言でいうと、株主に対する企業からのプレゼントです。

株主優待

わたしたち投資家は、出資する(株を買う)ことで、株主となり、企業の事業資金集めに貢献しています。

株主は、その会社のオーナーの1人であり、出資の見返りとして、株主総会に参加する権利や、会社が生み出した利益の中から配当金をもらう権利、そして株主優待をもらう権利などが与えられるのです。

株の仕組みを知る

株とは何か?株式投資とは何か?投資超初心者でも5分で簡単に理解できる株式投資の仕組み

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株主優待でもらえるものとは?

株主優待といっても、いったいどんなものがもらえるのでしょうか。ボクは、これまで100種類以上の株主優待をもらってきましたが、本当にありとあらゆるものをもらうことができます。

株主優待でもらえるもの

金券(クオカード、図書カード、商品券など)
食事券(居酒屋、ファミレス、カフェなど)
割引券(家電量販店、アパレル、百貨店など)
食品(お菓子、果物、お酒、米など)
日用品(衛生用品、化粧品、雑貨など)
娯楽(宿泊券、テーマパーク入場券など)
その他(カタログギフト、イベント招待など)



これまでボクがもらった株主優待のほんの一部をご紹介します。ちなみにボクが一番好きな株主優待は金券類です。有効期限もなく使いやすさ抜群なのでおすすめです。

実際にもらった株主優待

ティーガイア(3738)|クオカード

オリジナルクオカード

テンポイノベーション(3484)|グルメカード

3,000円分のジェフグルメカード

オリックス(8591)|牛タン詰め合わせセット

牛タン詰め合わせセット

イオンモール(8905)|カタログギフト

これだけのものがもらえると、生活費の一部を株主優待でまかなうことができます。実際、ボクも株主優待だけを使い、お金は一切使わずに、1週間のランチ代を0円にしたことがあります。

株主優待のおかげで、日々の生活費を下げることができ、節約につなげることができました。

優待生活で有名な桐谷さんは、家の中にある家具から始まり、移動に使う自転車、着ている服、食事に至るまで、株主優待を使って日々を過ごしているそうです。

株主優待は上場企業の約4割が実施

ごーとの投資生活

株主優待は「株主に対する企業からのプレゼント」と言いましたが、全ての企業が実施しているわけではありません。

現在、上場している企業約4,000社のうち、約4割にあたる1,500社ほどが株主優待制度を実施していると言われています。

優待廃止(これまで実施していた株主優待制度をやめること)や優待新設(株主優待制度を新たに実施すること)が日々発表されていますが、近年は実施企業の増加傾向が続いています。



株主優待のもらい方

ごーと
次に、株式優待をもらうためにはどうすればいいのか?について解説していきます。

株主優待をもらう手順

株主優待デビューの第一歩として、まず、株の購入から株式優待の到着までの全体の流れを理解しておきましょう。

授業の風景

 

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証券会社で証券口座を開設する

株主優待をもらうためには、証券口座を開設し、株を購入して、株主にならなければなりません。

まず、銀行口座・投資資金・本人確認書類を3つを用意して、証券口座を開設しましょう。証券口座の開設方法などについては、下記の記事を参考にしてください。

株式投資の始め方を知る

株式投資のやり方・はじめ方
投資初心者向けに徹底解説!誰でもすぐにわかる株式投資の始め方・やり方スタートガイド

続きを見る

 

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株主優待実施企業の株を購入する

証券口座の開設が完了したら、株主優待制度を導入している企業の株を購入します。

株主優待を実施している企業かどうかについては、インターネットはもちろんのこと、各証券会社のウェブサイト・アプリ、株主優待の関連書籍等で調べることが出来ます。

ごーと
優待の廃止等がないか最新の情報をしっかり確認しましょう。

 

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権利確定日に株主名簿に記載される

株主優待をもらうためには、株主優待実施企業の株をとにかく買えばいいというわけではありません。

各企業ごとに決まっている「権利確定日」にその企業の株を持っていなければならないのです。

権利確定日とは?

株主名簿上で誰が株主であるかどうかを確定させる日のこと。権利確定日に株主であれば、諸々の権利を得ることができる。

権利確定日に株主であれば、株主優待だけではなく、配当金を受け取る権利や、株主総会に出席する権利なども得ることができます

権利確定日については、この記事の後半でさらにわかりやすく説明しますので、ここではなんとなく理解していればOKです。

 

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権利確定日の約3か月後に優待が到着

権利確定日に株主であれば、もう株主優待をもらう準備はすでに整っています。権利確定日の翌日以降に株を売ってしまっても大丈夫です。

あとは、ワクワクしながら、株主優待到着までキリンぐらい首を長くして待ちましょう。

企業によって差はありますが、権利確定日の約2~3か月後に株主優待が到着します。イメージを膨らませるために、少し事例を紹介しておきます。

 

吉野家ホールディングス(9861)

権利確定日:2020年2月末日
優待到着日:2020年5月2日
優待内容:3,000円分のお食事券

株主様ご優待券

300円ご優待券10枚綴り

KDDI(9443)

権利確定日:2020年3月末日
優待到着日:2020年6月3日
優待内容:オリジナルカタログギフト

株主優待のご送付

2020年 株主優待 カタログギフト

タマホーム(1419)

権利確定日:2022年5月末日
優待到着日:2022年7月21日
優待内容:オリジナルクオカード

タマホーム株主優待 オリジナルクオカード

オリジナルクオカード

オリジナルクオカード

オリジナルクオカード

株主優待をもらうまでのおおまかな流れを簡単にまとめるとこんな感じです。

 

ごーと
株主優待をもらうまでの流れは理解できましたか?

 

株を買ってすぐに届くわけじゃないんですね‥‥もっと株主優待について詳しくなりたいです。
かぶこ

 

ごーと
引き続き、権利確定日などの詳しい説明をしていきます。しっかり理解して株主優待生活を手に入れましょう。



株主優待の権利確定日とは?

株主優待をもらうために重要となってくるのが権利確定日です。権利確定日の意味をしっかり理解しておきましょう。

そして、株主優待をもらうためには、権利確定日に株主である必要があります。

権利確定日とは?

株主名簿上で誰が株主であるかどうかを確定させる日のこと。権利確定日に株主であれば、諸々の権利を得ることができる。

権利確定日は、一般的には決算日と同じ日に設定されており、3月末の企業が多いです。しかし、1月末の企業もあれば、8月末の企業もあり、12月末の企業だってもちろんあります。権利確定日は、企業によって異なっていることを覚えておいてください。

また、中には3月末と9月末の年2回の企業があったり、月末ではなく、10日や20日などに設定している企業もあるので注意が必要です。

自分が欲しい株主優待をもらうためには、まず、その企業の権利確定日が何月何日なのかをしっかり確認することが重要なのです。

株主になるタイミングは売買成立2営業日後

権利確定日が何月何日なのかをしっかり確認したら、次に考えるのは、いつまでに株を買えばいいのか?ということです。

そんなのわかってるよ!権利確定日までに買えばいいんでしょ?と思ったそこのあなた!答えはNO!です。

さきほど、株主優待をもらうためには、権利確定日に株主である必要がある。と説明しました。しかし、株を買った日にすぐ株主(株主名簿に記載される)となれるわけではありません。株主になるまでにはタイムラグがあります。

売買が成立した日から、2営業日後に購入代金と株式の受け渡しが行われ、はじめて株主(株主名簿に記載される)になることができるのです。

約定日と受渡日

約定日と受渡日

売買が成立した日を約定日(やくじょうび)といい、株の受け渡しが行われる日(約定日の2営業日後)を受渡日(うけわたしび)といいます。

配当金や株主優待をもらうために重要な部分なので、必ず覚えておきましょう。



株主優待の権利付最終日とは?

株主になるタイミングについてはしっかり理解できましたか?もう一度言いますが、株を買った瞬間に株主になるのではなく、2営業日後の受渡日に晴れて株主となれるのです。

そして、先ほどから何度も説明していますが、株主優待をもらうためには、権利確定日に株主である必要があります。

つまり、権利確定日の2営業日前までに株を買っておけば、権利確定日には株主となり、株主優待をもらうことができるのです。

配当や株主優待などをもらう権利が得られる最終取引日(権利確定日の2営業日前)のことを権利付最終日といいます。権利付最終日の意味をしっかり理解しておきましょう。

権利付最終日とは?

株主の権利を取得することができる最終取引日のこと。権利確定日の2営業日前が権利付最終日となり、該当する銘柄を保有していれば、株主の権利を取得できる。

また、権利付最終日の翌日のことを権利落ち日といいます。権利落ち日に株を買っても、配当や株主優待などをもらう権利を得ることはできません。権利落ち日の意味をしっかり理解しておきましょう。

権利落ち日とは?

株式を買付けても株主の権利を取得することができない日。権利付最終日の翌営業日を指します。

これまで出てきた、権利付最終日権利落ち日権利確定日の3つはしっかり区別して覚えてください。

上の図を見てください。権利確定日が9月末の企業の場合、2営業日前の9月26日(金)が権利付最終日になり、その翌営業日の9月29日(月)が権利落ち日となります。

土・日・祝日は、株式市場がお休みのため、営業日としてはカウントしません。権利確定日直前に土・日・祝日がある場合は注意が必要です。



株主優待銘柄の選び方と注意点

ごーと
次に、株主優待の選び方と注意点について説明していきます。

業績のいい企業を選ぶ

株主優待を実施している企業の株を買うとき、その企業の業績は必ず確認して欲しいポイントの一つです。

通常の株式投資でも、基本的に同じことがいえますが、利益をしっかり出していて、赤字ではない企業を選ぶようにしましょう。

株主優待が魅力的で、誰もが欲しがるような人気のあるものであっても、業績が悪かったり、株価が下がり続けているような状況が見られたら注意が必要です。

絶望

各企業は、株主優待を実施するために、優待品の手配から配送費まで多額の費用を投じています。つまり、利益が出ているからこそ、その費用負担ができているのです。

したがって、利益が出ていない赤字の会社は、無理をして株主優待を実施している可能性があります。実際のところ、業績悪化などを理由に株主優待制度を廃止する企業も少なくありません。

初心者はまず、業績のいい企業を選ぶところから始めてみましょう。

もらえる株主優待内容を確認する

みなさんはどんな株主優待がもらえたらうれしいですか?

とにかくなんでもいいから株主優待をたくさんもらおう!と意気込んでいる人はいませんか?そんなふうに思っている人は一度冷静になることをおすすめします(笑)

株価が安いから買ってみよう!人気ランキングで上位だから買ってみよう!といった安易な理由で株を買うのは危険です。

ボクは、株価が安い!と理由だけでとある飲食系の株を買い、お食事券をもらったものの自分の生活圏に利用できる店舗がなく、無駄にしてしまったという経験があります。

株を買う前に、必ず優待内容をしっかり確認してください。自分が本当に必要なものかどうかを冷静に考えて銘柄を選びましょう。

株主優待の権利確定日を確認する

自分が欲しい株主優待を見つけたら、まず、その企業の権利確定日が何月何日なのかをしっかり確認してください。権利確定日は、月末だけではなく、10日や20日などに設定している企業もあるので注意が必要です。

また、株主優待が年2回もらえる企業(権利確定日が年2回ある)もあるので、合わせて確認するといいでしょう。

権利確定日とは?

株主名簿上で誰が株主であるかどうかを確定させる日のこと。権利確定日に株主であれば、諸々の権利を得ることができる。



優待がもらえる条件を確認する

優待がもらえる条件は?と聞かれたら、みなさんはこう答えるのではないでしょうか。

株主優待をもらうためには、権利確定日に株主である必要がある。つまり、権利確定日の2営業日前までに株を買っておけばいい。

大正解です!ボクのブログをしっかり読んでくれた証拠です。ありがとうございます。しかし、どのくらい株を買えばいいの?って思った人はいませんか?

株主優待をもらうためには、権利確定日に株主である必要があるのと同時に、決められた株数を保有している必要があります。

保有株式数については、基本的に、100株以上保有していることを条件にしている企業が多いですが、300株以上、500株以上といった条件を付けている企業もあります。

また、保有株式数に応じて優待内容を豪華にしているケースもあるので、自分が欲しい優待銘柄の条件はしっかり確認しておきましょう。

長期保有で優待内容が変わる銘柄にも注目

株主優待を実施している企業の中には、株式を長期継続保有している株主に対し、優待内容を少し豪華にしているところがあります。

長期継続保有とは、3年や5年という単位で、一度も売ることなく継続して株式を保有していることをいいます。

具体的な事例として、ボクが大好きなKDDIの株主優待獲得条件を見ていきましょう。

KDDIの株主優待は、日本全国から厳選された「全国47都道府県のグルメ品」が選べるカタログギフトです。

2020年 株主優待 カタログギフト

毎年3月末日現在の株主名簿に記載された100株以上保有している株主を対象に、保有期間および保有株式数に応じて最大10,000円相当のカタログギフトをもらうことができます。

保有株式数/保有期間 5年未満 5年以上
100株~999株 3,000円相当 5,000円相当
1,000株以上 5,000円相当 10,000円相当

上記の表が、KDDIの株主優待獲得条件です。100株でも株主優待はもらえるものの、保有期間および保有株式数に応じて優待内容が少し豪華になっていくのがわかると思います。

長期継続保有を条件に優待内容が拡充する企業を見つけて、優待内容が豪華になるのを楽しみに待っているのもおすすめです。



この記事では、株主優待のもらい方・選び方など、株主優待の基礎知識について解説しました。

株式優待をもらってみたい!と思っていただけましたか?みなさんもぜひ、株式優待をもらって、楽しくお得に過ごしていただけたらと思います。

ごーと
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。他の記事もよかったらのぞいてみてください。よろしくお願いいたします。