ごーとです。
株式投資を始めてみようと意気込んだものの、まず何をすればいいのかわからないと悩んではいませんか?
そこで、投資初心者が株式投資を始めるにあたって、不安や悩みを解決しながら、安心してかんたんに株式投資デビューできるスタートガイドを作成しました。
株式投資をこれから始めようと思っている人、始めてみたいけど、重い腰が上がらない人もこの記事を読み終わった頃には、きっと株式投資に対するハードルが下がり、無事に株式投資デビューしているはずです。
それでは、株式投資の始め方・やり方について丁寧にわかりやすく徹底解説していきます。
株式投資を始める前に
みなさんは、株に対してどんなイメージを持っていますか?ボクは、株式投資のことを「お金をふやすことができる楽しい投資の1つ」だと思っています。
今でこそ、そんな風に思えていますが、株式投資を始める前は、「お金持ちだけがやるもの」 「大損しそうで怖くて危険だ」といったネガティブなイメージを持っていました。
しかし、実際に投資を始めてみると、そのイメージは少しずつ変わっていったのです。
ボクが社会人1年目の時に、株式投資を始めたきっかけとその理由は、下記記事にまとめています。ぜひ、ご覧ください。
社会人1年目に投資を始めた理由
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初任給の少なさに不安を覚えたボクが社会人1年目に株式投資を始めた3つの理由とその結果
リスクはもちろんありますが、お金をふやすことができたり、株主優待をもらうことができたり、経済に詳しくなれたりなど、魅力的なリターンが株式投資にはありました。
そんな株式投資を始める前に、理解してほしいことが3つあります。
株式投資を始める前に理解すべきこと
(1)「株とは何か?」を理解すること
(2)「株式投資の仕組み」を理解すること
(3)「株式投資のリスク」を理解すること
これらは、株式投資の「きほんのき」と言える部分なのでしっかり理解しておきましょう。
なんとなく理解しているようで理解していない方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
株式投資の仕組みを知る
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株とは何か?株式投資とは何か?投資超初心者でも5分で簡単に理解できる株式投資の仕組み
投資を始める前に知るべき3つのこと
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投資初心者が投資を始める前に必ず知っておきたい3つの大切なこと!余裕資金を使った少額投資がおすすめ!
株式投資の始め方|準備編
証券口座の開設
株式投資デビューの第一歩は、株取引に必要な証券口座を開設することから始まります。証券口座の開設方法・手順を説明していきます。
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1銀行口座・投資資金・本人確認書類の3つを準備する
まず、株式投資を始める本人名義の銀行口座、投資資金、本人確認書類の3つを準備してください。
銀行口座は、株取引を行う証券会社の口座にお金を送金するために必要になります。必ず投資を始める本人名義の銀行口座を用意してください。
投資資金は、ある程度まとまった金額が用意できるのが理想ですが、数万円でも大丈夫です。生活に影響のない余裕資金から用意してください。
本人確認書類は、株取引を行う証券会社の口座を開設するために必要になります。免許証やマイナンバーカードなどを用意してください。
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2口座を開設する証券会社を選ぶ
次に、口座を開設する証券会社を選びましょう。投資初心者の方が一番悩まれるのが、「どの証券会社にすればいいか?」ということです。
証券会社を選ぶときは、取引手数料と使いやすさの2つを基準に選ぶことをオススメします。
特に、手数料は儲かった時も損をした時も取られてしまうので、安いに越したことはありません。また、取引ツールやアプリなどの使いやすさも重視する必要があります。
オススメの証券会社については、こちらの記事をご覧ください。
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3証券口座を開設する
口座開設する証券会社が決まったら、口座開設の手続きが必要です。
証券会社の公式サイトにアクセスし、口座開設フォームに名前、住所、勤務先などの個人情報を入力した後、本人確認書類を提出することで簡単に口座開設が完了します。
本人確認書類については、自分でサイトにアップロードするオンラインでの口座開設と本人確認書類の写しを郵送する郵便での口座開設があるので好きな方を選ぶことができます。
また、入力フォームの途中で、「納税方法の選択」という項目がありますが、「特定口座を開設|源泉徴収あり」を選択するのがオススメ。この設定にしておけば、自分で確定申告する必要がなくなるからです。
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4発行されたID・パスワードでログインする
口座開設が完了すると、証券会社のサイトにログインするための、ID・パスワードが発行される(書類が郵送されてくる)ので、それらを入力してログインできるかを確認する。
初期パスワードの変更等が可能となっているので、変更した場合は、メモ等を取るなどして忘れないようにしておきましょう。
株を買うためには入金する必要があります。
証券口座への入金
証券口座の開設が完了したら、次に投資資金を証券口座に入金する必要があります。
証券口座への入金は、ATMや銀行窓口から入金する方法とインターネットバンキングを利用して入金する方法があります。
オススメはインターネットバンキングでの入金です。インターネットバンキングを利用すると、スマートフォンやパソコンからいつでも簡単に即日入金することができます。また、入金手数料は、証券会社が負担してくれるケースがほとんどです。
さらに、証券会社と提携している銀行口座を利用することで、金利優遇などが受けられるサービスもあるので、要チェックです。
投資初心者が一番悩むのが、投資資金の金額です。金額を決める前に、まず、投資は余裕資金で行うことを覚えておいてください。
そもそも「余裕資金」ってなんですか?という声が聞こえてきそうですが、ここでは「当面使う予定がないお金」と定義しておきます。
日々の生活費や近い将来使うことが決まっているお金で投資すると、今の生活や将来の予定が大きく狂ってしまう可能性があるからです。
まず投資を始める前に、自分の持っているお金を「日々の生活費」「将来使うお金」「余裕資金」の3つに分けてみましょう。
すると、投資に回せるお金がどのくらいあるのかが把握できると思います。決して無理をせず、常に心に余裕を持って投資と向き合うことが大切です。
続いて、株に投資するのに必要な金額について説明していきます。株を買うとなると大金が必要なのでは?と思う人も多いと思います。
しかし、実際にはそんなことはありません。現在、証券会社を通じて買うことができる株は4,000銘柄ありますが、そのうち、5万円以内で買うことができる株は800銘柄ほどあります。
ある程度まとまった金額があるに越したことはありませんが、少額からでも株式投資を始めることはできるのです。ボクが人生で初めて買ったみずほ銀行の株は、約2万円でした。
お金の余裕は人それぞれなので、無理のない範囲で初めてみるといいでしょう。個人的には30万円~50万円ほどの資金を用意してから株式投資を始めることをオススメします。
株式投資の始め方|売買編
株価の見方
証券会社のウェブサイトや新聞・ニュースなどを見るとそれぞれの会社の1株の値段が今いくらであるかがわかります。
例えば、ヤマダ電機の株価が500円、日産自動車の株価が800円、イオンの株価が2800円、ソニーの株価が5000円などといった感じです。
しかし、ヤマダ電機の株を500円ワンコインでは買えないし、5000円札1枚でソニーの株を買うことはできません。なぜなら、株というのは、100株単位で売買されているからです。
つまり、株を買うためには、株価の100倍のお金が必要になるということを覚えておきましょう。
先ほどの例でいうと、ヤマダ電機の株価は500円だったので、実際に必要な投資資金は5万円、イオンの株価は2800円だったので、28万円必要になるということです。
株の取引時間
証券口座を開設し、入金が完了すると、パソコンやスマートフォンからほぼ24時間365日(サイトのメンテナンス時を除く)いつでも株の売買注文をすることができます。
しかし、市場に出された売買注文が約定するのは、証券取引所が営業している時間だけです。
証券取引所で売買が行われる時間帯のことを立会時間と呼び、9時から11時30分までの前場(ぜんば)と、12時30分から15時までの後場(ごば)の1日5時間と決まっています。
前場の開始(9時)を寄り付き(よりつき)、前場の終わり(11時30分)を前引け(まえひけ)、後場の開始(12時30分)を後場寄り(ごばより)、後場の終わりを大引け(おおひけ)といいます。
証券取引所は平日のみの営業で、土日・祝日は取引がありません。立会時間に外に出された売買注文は、寄り付き・後場寄りで処理されていくことになります。
売買注文の出し方
株を売ったり、買ったりする時の注文の出し方は2種類あります。応用編の注文方法もありますが、初心者はまずこれから説明する2つの注文方法を頭に入れておきましょう。
1つは「指値注文」です。指値注文は、〇〇〇円で売買したいと価格を指定する注文方法です。もう1つは「成行(なりゆき)注文」です。成行注文は、今すぐ売買したいと価格よりも時間を優先する注文方法です。
指値注文は、買う時はより安い値段に、売る時はより高い値段に株価を指定することで、自分の希望価格での売買ができる可能性があります。
一方で、指定価格に達しないと売買が成立せず、あの時買っておけば、あの時売っておけばといったチャンスを逃す可能性があります。
成行注文は、とにかく今すぐ売りたい、買いたいという注文をすることで、売買相手がいればほぼ確実に売買ができる可能性があります。
一方で、思ったより高い価格で買ってしまったり、思ったより安い価格で売ってしまったりという可能性があります。
どちらの注文方法にもメリットとデメリットがあるので、状況に応じて使い分ける必要があります。
株主になるタイミング
売買が成立して、株を買うことができても、株主になるまでにはタイムラグがあります。株を買った日にすぐ株主となれるわけではありません。
売買が成立した日から2営業日後に購入代金と株式の受け渡しが行われ、はじめて株主になることができるのです。
売買が成立した日を約定日(やくじょうび)といい、株の受け渡しが行われる日(約定日の2営業日後)を受渡日(うけわたしび)といいます。
受渡日がいつになるのかは、基本的にあまり意識しなくても大丈夫ですが、この後に説明する配当金や株主優待を手に入れたい場合はかなり重要になってきます。
株式投資の魅力・株主のメリット
そもそも株を買うメリットはなんでしょうか。株式投資で得られる3種類の魅力的な利益について見ていきましょう。
値上がり益(キャピタルゲイン)
1つ目は、「値上がり益(キャピタルゲイン)」と呼ばれる利益です。
これは、株を買った値段よりも、高い値段で売ることで得られる利益のことです。例えば、5万円で買った株を10万円で売ることができれば、5万円の値上がり益(キャピタルゲイン)となります。
株式投資で大きくお金を増やすための基本は、「いい株を安く買って高く売る」ことです。多くの投資家が、この値上がり益(キャピタルゲイン)を日々狙っています。
配当金(インカムゲイン)
2つ目は、「配当金(インカム・ゲイン)」と呼ばれる利益です。
これは、会社が稼いだ利益の中から、株主に還元されるお金のことです。会社によって金額や時期は異なりますが、年に1~2回定期的に株主へ支払われます。ただし、配当金を出さない会社もあるので注意が必要です。
株を持っているだけで受け取れる配当金ですが、会社の業績によって配当金が増えたり、減ったりすることがあります。株を買う前には確認しておきたいポイントの1つです。
配当金については、下記の記事で、基本的な内容についてまとめています。
配当金とは?
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株式投資の配当金とは?配当金のもらい方と銘柄の選び方を初心者向けにブログで徹底解説!
株主優待(企業からのプレゼント)
3つ目は、「株主優待(企業からのプレゼント)」です。
これは、会社が株主に贈るプレゼントのようなものです。その内容は、自社製品をはじめ、クオカードなどの金券、お食事券、カタログギフトなど会社によって様々です。
株主優待を実施している会社は全体の4割程度で、投資家の中には、この「株主優待」を目的に投資を始めたという人も多いようです。
株主優待については、下記の記事で、基本的な内容についてまとめています。
株主優待とは?
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株主優待とは?投資初心者向けに株主優待のもらい方と銘柄の選び方などをブログで徹底解説!
この記事では、株式投資のはじめの一歩として、口座開設方法から株式投資の基本について解説しました。
株式投資を始めてみようと思っていただけたでしょうか。みなさんもぜひ、株式投資を通じて、365日を少し豊かにより贅沢にしてみませんか?