ごーとです。
東京・上野と日本の空の玄関口である成田空港を最速36分で結ぶ京成スカイライナー。
京成スカイライナーは、在来線最速の時速160kmで走行する列車で、外国人観光客はもちろんのこと、国内旅行者やビジネス利用にも便利なため、多くの人に利用されています。
ボクの息子は、電車などにかなりハマっており、京成スカイライナーに乗りたい!ということで、今回家族3人で乗車してみました。
この記事では、子連れで京成スカイライナーに乗車した体験談や、予約方法や料金、おすすめ座席などについて紹介していきます。
京成スカイライナーとは?
成田空港と日暮里・上野を結ぶ特急列車
京成スカイライナーは、上野や日暮里と成田空港との間を最高時速160kmで結ぶ、成田空港を利用する人のための特急列車です。
成田スカイアクセス線の開業により、都心と成田空港が36分で結ばれることになりました。
列車名 | スカイライナー |
走行区間 | 京成上野~成田空港 |
走行距離 | 64.1km |
基本編成 | 8両 |
運行開始 | 2010年 |
朝と夕方には、通勤客が乗るモーニングライナーやイブニングライナーにも使われ、観光客だけではなく、ビジネス利用としても、多くの人に利用されています。
車体デザインコンセプトは「風」
京成スカイライナーは、車体デザインにもこだわっており、運行開始した2010年には、グッドデザイン賞を受賞、その翌年の2011年には、ブルーリボン賞を受賞しています。
車体のデザインのコンセプトは「風」。
日暮里駅から空港第2ビル駅まで36分で結ぶという最速の運び手のスピード感を表現しています。
車体のカラーリングは、日本の伝統色である藍色をメタリックにアレンジした「ウインドブルー」と、白の中の白「ストリームホワイト」によるツートンカラーになっています。
車内デザインコンセプトは「凛」
車内のデザインのコンセプトは「凛」。
無駄をそぎ落とした、機能的で清涼な美しさと人へのこまかな気配りのある空間を目指して作られたそうです。
客室とデッキの仕切りには透明感・清涼感あるガラス素材を活用し、車内が明るく広がりのある空間になっています。
客席には、明るくて清潔感ある間接照明が採用され、高いドーム型天井になっているため、解放感と適度な落ち着き感のある快適な空間が広がっています。
スカイライナーの運行区間
京成スカイライナーには、成田スカイアクセス線経由のルートと、京成本線経由のルートの2種類の運行区間があります。
成田スカイアクセス線経由ルート
成田スカイアクセス線経由ルートは、京成上野ー日暮里ー青砥ー新鎌ヶ谷ー空港第2ビルー成田空港を停車駅とするルートです。
成田スカイアクセス線経由ルートのスカイライナーは、上り線下り線合わせて、1日約80本走っています。
20分~30分に1本は走っているイメージをしてもらうと、わかりやすいかもしれません。
一部のスカイライナーは、青砥駅や新鎌ヶ谷駅に停車しますが、両駅に停車しないスカイライナーに乗ると、在来線最速の時速160㎞で走行し、日暮里駅から空港第2ビル駅までを最短36分で結びます。
京成本線経由ルート
京成本線経由ルートのスカイライナーは、モーニングライナーやイブニングライナーと呼ばれ、京成本線の主要駅を停車駅とするルートです。
イブニングライナーとモーニングライナーは、スカイライナー車両を使った通勤ライナーです。
モーニングライナーは、上り線下り線合わせて、1日8本、イブニングライナーは、上り線下り線合わせて、1日14本走っています。
全席指定のため、ゆったりと通勤できることから、非常に人気が高い列車となっています。
京成スカイライナーの料金・予約方法
京成スカイライナーは、全席指定の特急列車で、通常の乗車券とは別に、ライナー券が必要です。
成田スカイアクセス線経由ルートと、京成本線経由ルートでは、料金が異なるので注意が必要です。
成田スカイアクセス線経由ルートの料金
下記の料金は、ICカード乗車した場合の、大人1人の料金です。
区間 | IC運賃 | ライナー料金 | 合計 |
京成上野・日暮里⇔成田 | 1,257円 | 1,300円 | 2,557円 |
青砥⇔成田 | 1,131円 | 1,050円 | 2,181円 |
新鎌ヶ谷⇔成田 | 922円 | 800円 | 1,722円 |
京成上野・日暮里⇔新鎌ヶ谷 | 737円 | 500円 | 1,237円 |
青砥⇔新鎌ヶ谷 | 611円 | 300円 | 911円 |
小児料金は、乗車券、ライナー券ともに半額です。
例えば、京成上野から成田に行く場合、IC運賃628円とライナー料金650円となり、1,278円がかかります。
京成本線経由ルートの料金
京成本線経由ルートのモーニングライナーとイブニングライナーは、乗車券の他にモーニングライナー券、イブニングライナー券が必要です。
区分 | 運賃 | ライナー料金 |
大人 | 乗車区間による | 450円 |
子ども | 230円 |
モーニングライナー券とイブニングライナー券は、乗車区間に関わらず、一律で大人450円、子ども230円となっています。
スカイライナーの予約方法
スカイライナーに乗車するためには、ライナー券を事前予約購入または当日購入する必要があります。
ネットで購入
スマホ等で購入し、その購入画面がスカイライナー券になるチケットレスサービスがあります。
窓口や券売機を利用することなく、スカイライナーにスムーズに乗車できるサービスです。
窓口で購入
発売場所 | ・スカイライナー停車駅 ・京成トラベル各営業所 ・旅行代理店(近ツー、日本旅行、京王観光など) |
発売日 | 乗車日の1ヶ月前から販売開始 |
電話で購入
電話番号 | 0570-081-160 受付時間:9:00~18:00(年中無休) |
受付期間 | 乗車日の1ヶ月前から2日前まで |
引き換え | 予約日から8日以内 |
引き換え場所 | 京成上野駅ライナー券発売窓口 受付時間:9:00~18:00 |
モーニングライナー・イブニングライナーの予約方法
モーニングライナーとイブニングライナーは、インターネットでの事前予約や窓口予約ができます。
また、乗車当日に当日分として空席があれば、各主要駅(一部の駅を除く)で購入することができます。
京成スカイライナーのおすすめ座席・車内設備
京成スカイライナーは、8両編成になっており、全ての車両に大型荷物スペースが確保されています。
また、全座席に電源コンセントが配置されています。
ボクも移動中にスマホの充電を満タンにすることができて、助かりました。
窓際で景色がいい席:A席・D席
京成スカイライナーは、中央の通路を挟んで、両側それぞれ2列ずつのシート配置になっています。
京成上野方面なら、進行方向に向かって左側A席、右側D席が景色を楽しめるオススメ席となっています。
成田空港方面なら、進行方向に向かって左側D席、右側A席が景色を楽しめるオススメ席となっています。
トイレが近い号車:4号車・5号車
京成スカイライナーには、4号車と5号車との間に、トイレが設置されています。
トイレは、全部で3か所設置されており、用途に合わせて使い分けることができます。
ボクは、5号車のABの席を予約して、息子を膝の上に乗せて乗車しましたが、トイレが近い5号車にして正解でした。
自販機が近い号車:3号車・4号車
京成スカイライナーには、3号車と4号車との間に、自動販売機が設置されています。
また、フリースペースが設置されているため、外の景色を見ながら、気分転換したい人にはおすすめの号車となっています。
京成スカイライナーの車内設備
スカイライナー車内は、こんな感じになっており、各車両には、大型のスーツケースを十分に置くことが出来る荷物スペースがあります。
座席の背面には、新幹線と同じタイプのテーブルが設置されており、飲食も自由にすることができます。
窓際には、フックが付いており、バッグなどちょっとしたものを引っ掛けることができます。
座席下部には、手荷物ポケットと電源コンセントが設置されています。
ヘッドカバーには、スカイライナーのロゴが刺繍されていました。
この記事では、子連れで京成スカイライナーに乗車した体験談や、予約方法や料金などについて紹介しました。